【2024年度版】 特別区食品衛生監視員に最短で合格するための勉強方法と過去問題集

最短で合格を目指す

特別区

食品衛生監視員

試験内容

勉強の優先順位

結論は以下の順番です。
論文 専門試験 教養試験

特別区は試験問題の配点比率を公表していませんが、実際の受験生のデータや各予備校の分析から配点比率が予測されています。
論文6割、専門試験2割、教養試験2割
※算出根拠は別記事で詳しく解説したいと思います。

論文

論文の問題形式は以下のとおりです。
・課題が2題あり、1題を選択する。
・解答時間は1時間20分。
・字数は 1,000 字以上 1,500 字程度です。

また論文の課題は、ある課題に対して特別区の職員としてどのよ うに取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。という形式で出題されます。 これは事前に課題に対しての解答を頭に入れておかないと時間が足りません。

そこで「寺本康之の小論文バイブル」という題名の本の最新版を使用して学習することをお勧めします。

この本はテーマごとに解答例が記載されており、この例を頭に入れておくことで論文をスラスラ書くことができるようになります。

しかし、この本に記載されていない課題が出たらどうするんだ!という疑問があるかと思います。

この問題は特別区の論文試験の課題が2題あり、1題を選択する形式であることで解決されます。

令和2年度試験から、平成23年度試験までの間、2題中1題はかならず、本に記載のあるテーマから出題されています。

まとめると、筆者は「寺本康之の小論文バイブル」という題名の本の最新版を使用して、テーマごとに実際に論文を書くことが、特別区の論文対策で最適解だと考えています。

専門試験勉強法

専門試験は過去問を完璧に解けるようにしましょう。

特別区の試験は過去問の類似問題が多数出題されます。まずは過去問を解けるようにして、そこから過去問で出てきた問題の周辺知識を押さえるようにしましょう。

また、専門試験は、6つの問題から4つを選んで解答する形式です。ただし、全ての問題について勉強しておくことが大切です。

過去問を使ってすべての問題を勉強し、試験当日は過去問で見たことのある問題を選んで解答することがおすすめです。捨て問題を作ることはおすすめできません。

教養試験勉強法

教養試験も過去問をベースに勉強しましょう。
前提として教養試験は6割取れれば確実で5割取れれば問題なしです。

優先すべきは論文問題と専門試験です。
大学などの公務員講座では教養試験の勉強ばかりやらされますが、特別区の衛生監視についてはさほど重要ではありません。

以下が特別区の教養試験の問題構成です。

一般教養についての五肢択一式(48題中40題解答)
①知能分野(28題必須解答)
・文章理解(英文を含む)
・判断推理、数的処理、資料解釈及び空間把握
②知識分野(20題中12題選択解答)
・人文科学4題・・・倫理・哲学、歴史及び地理
・社会科学4題・・・法律、政治及び経済
・自然科学8題・・・物理、化学、生物及び地学
・社会事情4題・・・社会事情

①知能分野

基本的にはここで得点を稼ぎましょう。

・文章理解
他の公務員試験に比べても簡単です。過去問を数年度解いて問題の傾向を掴むだけで十分でしょう。

・判断推理、数的処理、資料解釈及び空間把握
過去問の類似問題が多数出題されます。過去問を繰り返し解くことで得点源にすることができます。

②知識分野について

選択式になっています。社会事情については4題中少なくとも3題は解答できるようにしておきたいところです。

他の科目は大学で専攻している分野や、高校時代得意だった科目を軽く復習するだけでいいと思います。

学習に対するコストに対して問題数がすくなすぎるので、時間がもったいないです。

その時間は面接対策や論文対策に時間を使いましょう。